古のサムライを現代に復活させる!!刀はなくとも心は錦!
こんにちは
初めまして、読書がぼちぼち好きな管理人の”いいもの”です。
最近の若い人たちは本を読むのがあまりないといいますが、
ちょっと哀しいことですね、先人たちの知識は役立つと個人的には思うのですが・・・。
いろんな本をぼちぼち読んでいるので、オススメの本やなんやらを紹介できればいいなぁと思ってます。読書感想文的な感じで。
最初の本は、
新渡戸稲造の「武士道」です。
いまどき武士道なんて「何だよそれ?」「侍のことだろ?時代が違うぜ」
とお思いかもしれませんが、読んでみたら、結構「なるほどな~」「ちぃっと硬い感じかもしれないけれど、精神的には美しいなー」
と
思うところがいっぱいありますよ。
「義」「勇」「仁」「礼」「誠」「名誉」「忠義」
まあまあ現代にはそぐわないところはたくさんですが・・・。
でも、きっと、ここいらへんが出来るやつになってると
なかなかに好かれるというか。一目置かれるというか、他人の評価は高くなってくると思います。
人からも「しっかりしているなぁ」「ありがとう」とか
言われることが多くなってくるでしょう。
たぶん・・・。ですよ。
古風な人って少ないと思いますから・・・。
まだ武士がいた頃の時代でも、武士なんて日本全人口の数%しかいなかったろうし、本当に武士道なんて大きな思考なんてしてはいなかったような気も個人的には思うのですがね。
ただ、
日本人の理想といいますか、憧れとしての武士道は個々に集約されていると、そう感じます。理想ではあるが、確かに、ある一定の時代には間違いなくあって、人々の手本となる考え、生き方であったと、そう思ってます。
憧れの存在、こうあったらいいいなぁ。
そんな気にしてくれる本です。
一番最初の「義」なんて義理なのか義務なのか?
嫌でも義理というものを通してやるべきことをやる。愛情で行動に移せないなら、義理という理性で動かすしかない。
正しい道への行動の原動力、なまけ者になるのを防ぎ、人のために行動をするという良い動機にはなりそうです。
義理かぁ
こうきくとなんだか、「嫌だけど、しかたないなぁ」な感じがでてきて、なんだかバレンタインのチョコレートみたい。
「義理でよかったらあげるよ」「一応あげるね」、「男の方、まとめてどうぞ」
うーむ。
でも、ないよりはましなんだよね。
ないのとは違う。義理でも、仕方なくでも、なんか行動してあげる。
何もないよりはまし、人のためには一応なってる。
強制だけどこれがでいいんです。
思っててもダメ、行動こそが大事なんです。
面倒でも義理堅いのは良いことだと思います。
義理って嫌でもちょっとでもいいのでなにかできることをやってあげましょうよ。
二番目の「勇」
「義を見てせざるは勇なきなり」
「勇気とは正しいことをすること」
なかなか勇気ってだすにだせれないものですよね。
これができるのなら勇気があるのでしょうけれども・・・。
ただ、向こう見ずの勇気はあまり良くはないようで。
恐れるべきところと、恐れなくていいことを見分けることが大事、本当の勇気であると。
精神的には落ち着いて余裕がある、冷静であることも勇気の側面でもあるようで、落ち着きのある人は、その人間の大きさをあらわすみたいです。
確かに何が起きても落ち着いている人って肝が据わってるといいますか、大きいひとだなーっと思いますよね。
ホンマにでかい時もありますが・・・。
体の大きな人って結構、包容力あるときがないですか?
何か関係あるのか?
ないと思うけど。
まあ、勇気なんて無理にだそうとしなくとも、日常生活でなにか困ってる人を見かけたりしたときに、なにか自分でできることをやったらいいと思います。
ちょっとお年寄りや妊婦さんに席を譲るとか、ショッピングセンターで子どもがひとりで泣いてて迷子なんだろうなーと思ったら店員に言ってあげるとか・・・。
そんなところでいいのではないかと思います。
現代人に昔のように、いざ参らん!敵を打ち払うべし!
なんていう勇気はいらないんですよ。
緊急事態には
ケーサツに電話一本!で終わりです。
これでも勇気いるときもあるけど。
人の役に立てたらそれでいいのではないかな~というのが僕の考えです。
敵を打ち払う勇気ではなくて、人の役に立つ勇気!
これこそが現代の勇であると思うし、武士道の新しい形のような気もします。
続きはまた。
暇があったら読んでみて
まんがでわかる新渡戸稲造『武士道』 (Business ComicSeries) [ 岬竜一郎 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 宗教・倫理 > 倫理学
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日本人の美しい精神として参考になるところもあると思います。
今ごろは漫画でも分かりやすくしてるみたいですね汗